井端のサードゴロ(6回の併殺打)が収穫といえば、一番の収穫。
(その意味を)キミたちはわからなくて結構。
(中日スポーツ2004年5月12日)
器用な打撃が持ち味の井端弘和はこの年の序盤、「ランナーが出ると右方向ばかりに打とうとしていた」という。しかし結果が出ず、この試合の前日までの打率は.246。この試合、2点を追う6回裏一死一塁で、追い込まれた井端は引っ張ってサードゴロ併殺打を打ってしまう。しかし、落合監督の目には右方向への打撃に固執しなかった井端が収穫だと映っていたのだ。井端はこの年、自身初の打率3割を記録する。