プロ野球・名将たちのベースボール

2013年から2014年にかけて発売された書籍『落合語録~人生を勝ち抜く「俺流」語録』『森・西武ライオンズ9年間の黄金伝説』『カープの時代~最強・古葉赤ヘル軍団の11年』の内容を、著者自身が無料公開しているブログです。その他雑記あり。無断転載を禁じます。

【落合監督語録2004①】選手には適性というものがある。

(今季初、一番荒木・二番井端)

選手には適性というものがある。

(各チームとの対戦を)二回り見て、適性を考慮した結果だ。

中日スポーツ2004年5月8日)

 

この試合まで26試合は、一番井端・二番荒木であった。荒木雅博山田久志監督時代の2年間で一度しか一番を打っていない。2年間で打率.248、年平均16盗塁の荒木は、一番打者としては物足りなかったのだろう。しかし落合監督は、荒木が持っている能力を発揮できる打順は一番だと見抜いた。荒木はこの後、6年連続30盗塁を記録し、ドラゴンズ打線に欠かせない存在となる。