(今季初、一番荒木・二番井端)
選手には適性というものがある。
(各チームとの対戦を)二回り見て、適性を考慮した結果だ。
(中日スポーツ2004年5月8日)
この試合まで26試合は、一番井端・二番荒木であった。荒木雅博は山田久志監督時代の2年間で一度しか一番を打っていない。2年間で打率.248、年平均16盗塁の荒木は、一番打者としては物足りなかったのだろう。しかし落合監督は、荒木が持っている能力を発揮できる打順は一番だと見抜いた。荒木はこの後、6年連続30盗塁を記録し、ドラゴンズ打線に欠かせない存在となる。